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五十嵐さくらの憂鬱。
第14章 …14
乙女が来たのは、愛を確かめ合っている最中だった。
バイブでさくらをいじめる事が最近のお気に入りの樹は
その日もまたさくらにバイブを咥えさせたまま
立てなくなるまで全身を舐めていた。
「あれ…」
バイブを抜いた樹が
いつもと違う反応を示す。
火照る身体に力が入らず
樹が、さくらから抜いたバイブをかざすまで
あれ?の意味がわからなかった。
「どうりで、いつも以上に感度がいいわけだ」
樹は納得した顔でうなづき
さくらは血のついたバイブを見て愕然とした。
「乙女が来たわけね。
今日はもうやめよう。痛くない? 立てる?」
樹に起こされて、
さらに血を見たせいで
急に下腹部の奥がだるく重く感じる。
「大丈夫です。先輩…先に入ってください」
「ダメに決まってるだろ。入っておいで」
否応無しに風呂場に連行される。
さくらは渋々お風呂に入って
熱めのシャワーを頭からかけた。
「また、私ばっか…」
樹の優しさは嬉しい。
だが、満足しているのか、さくらはもっぱら不安でならない。
さくらを虐めて楽しむ顔は
それはそれは愛しさに溢れている。
さくらは、それに応えられているか
時たま不安に思う。
「何かしてあげたいのに」
ーーー舐めればいい!ーーー
突如、頭の中で翔平の声が響いて
さくらは思わず湯船でびくりと肩を震わせた。
「あのバカ…まともなこと言うんだから」
もんもんと湯気の中で
さくらは考えをまとめた。
考えすぎたのか温まりすぎたのか貧血か。
お風呂から上がると
さくらは身体中のだるさと熱さに耐えきれず
その場にぺたんと座り込んだ。
「長湯しすぎだ」
樹がスポーツドリンクを持ってきてくれ
それを一気に飲み干すと元気になる。
さくらの頭を撫でて
「もう大丈夫?」
と首を傾げた。
さくらがうなづくと、樹は服を脱ぎ
風呂に入って行った。
何度見ても見惚れる身体。
程よく引き締まった筋肉は
着痩せするせいで普段は分からない。
それを堪能できるのは
彼女として最高だとしか思えなかった。
髪の毛を乾かして
テレビを見ていると
うつらうつらとまぶたが重くなり
樹がキスするまで全く起きなかった。
バイブでさくらをいじめる事が最近のお気に入りの樹は
その日もまたさくらにバイブを咥えさせたまま
立てなくなるまで全身を舐めていた。
「あれ…」
バイブを抜いた樹が
いつもと違う反応を示す。
火照る身体に力が入らず
樹が、さくらから抜いたバイブをかざすまで
あれ?の意味がわからなかった。
「どうりで、いつも以上に感度がいいわけだ」
樹は納得した顔でうなづき
さくらは血のついたバイブを見て愕然とした。
「乙女が来たわけね。
今日はもうやめよう。痛くない? 立てる?」
樹に起こされて、
さらに血を見たせいで
急に下腹部の奥がだるく重く感じる。
「大丈夫です。先輩…先に入ってください」
「ダメに決まってるだろ。入っておいで」
否応無しに風呂場に連行される。
さくらは渋々お風呂に入って
熱めのシャワーを頭からかけた。
「また、私ばっか…」
樹の優しさは嬉しい。
だが、満足しているのか、さくらはもっぱら不安でならない。
さくらを虐めて楽しむ顔は
それはそれは愛しさに溢れている。
さくらは、それに応えられているか
時たま不安に思う。
「何かしてあげたいのに」
ーーー舐めればいい!ーーー
突如、頭の中で翔平の声が響いて
さくらは思わず湯船でびくりと肩を震わせた。
「あのバカ…まともなこと言うんだから」
もんもんと湯気の中で
さくらは考えをまとめた。
考えすぎたのか温まりすぎたのか貧血か。
お風呂から上がると
さくらは身体中のだるさと熱さに耐えきれず
その場にぺたんと座り込んだ。
「長湯しすぎだ」
樹がスポーツドリンクを持ってきてくれ
それを一気に飲み干すと元気になる。
さくらの頭を撫でて
「もう大丈夫?」
と首を傾げた。
さくらがうなづくと、樹は服を脱ぎ
風呂に入って行った。
何度見ても見惚れる身体。
程よく引き締まった筋肉は
着痩せするせいで普段は分からない。
それを堪能できるのは
彼女として最高だとしか思えなかった。
髪の毛を乾かして
テレビを見ていると
うつらうつらとまぶたが重くなり
樹がキスするまで全く起きなかった。