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五十嵐さくらの憂鬱。
第19章 …19
『え、なに、小春?』

その翔平のあまりにものんきな声に
殺意さえ覚えながら小春が事情を説明すると
受話器の向こう側で
翔平が青ざめるのがわかった。

『この店にはいないけど…もしかして、隣の店かも』

小春はいったん電話を切ると
修に連絡をした。
ちょうど、翔平のバイト先のカラオケ店の前にいたらしく
すぐさま隣のカラオケ店へと向かった。

小春もそちら方面に向かっていたので
慌てて駆け出した。

そして、さくらを見つけた時は
全員が安堵した。

その後の始末は
樹が全て行った。
というよりも、稲田家が全面的に介入して
事件は丸く収まった。
樹が彼らの携帯電話を没収し
全てデータを消した後
粉々に壊したことも
全てうやむやになった。

暴行未遂とはいえ
とんでもない問題になったために
真綾はじめ、男たちは強制退学となり
内定取り消し、稲田家の力によって
散々な目にあったらしい。

詳しいことはさくらも小春も、修でさえ知らされなかった。
ただ、いつの間にか、学園には平穏が再び訪れていた。





平穏は、もちろんさくらにも訪れていた。
やり直すならもう1度躾しなおさないと。
樹はその言葉どおり
さくらにまたもや自分を覚えさせていた。

それも、徹底的に。

アパートは引き払われ
さくらは今、樹と一緒に住んでいる。
朝から夜まで
それこそいつでも一緒にいられる環境は
思ってもないほどに幸せであり
憂鬱でもあった。

「あっ……」

さくらの鳴き声がもれる。
2限の授業に行く支度をしていたところを
樹に襲われ
せっかく履いたタイツを脱がされて
後ろから、中に樹を咥え込まされていた。

「すっごいビショビショ。いやらしい音させて
こんなんで学校へ行くの?」

樹がさらにさくらの中を責め立てた。
奥に樹が当たると
じんわりとした切ない刺激が全身に広がる。

「こんなんじゃ行けないだろ。
インランさくらにお仕置きしないと」

1度抜くと
さくらを抱え上げて
ベッドに運ぶと押し倒した。

さんざん昨晩もしたのに
まだ懲りずに樹はさくらをいたぶる。
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