この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
五十嵐さくらの憂鬱。
第4章 …4
「先輩、もっと…」

重ねられるフレンチキスに甘えて
無意識のさくらの発言に
驚いたのは樹の方だった。

「驚いたな…どうしたの、今日は?」
「え…あ…私…」

ーーーなに口走ってるんだーーー

「そんな泣いた顔されて
部屋に招き入れられて
もっとなんて言われたら襲われるって知らないの?
それとも、俺に襲われたいの?」
「あ、ちが…」

樹の目が冷たく光った。

「彼氏のクッション役なんてごめんだね」

樹の優しい舌が
さくらの唇の奥へと向かい
身体中から力を奪っていく。

「どうせ、彼氏とイけなかったんだろ?
だからって、その後に俺とキスしちゃうの?
ずいぶん悪い子になったね、さくら」

樹の言葉が優しくさくらをいたぶった。

「彼氏がいるのに他の男を誘って
抱かれるつもりなの?」
「ちが…んぅ…」

反論を許さない樹の舌は
容赦無くさくらを襲う。

ーーーダメだ。溺れそうーーー

樹の唾液がさくらの口内に入ってきた。
目を開けると、
飲めよと言わんばかりの意地悪な瞳が見え
さくらはそれで喉を潤す。

「彼氏とキスしてる時
俺とのキス思い出した?」

樹の唾液を何回も飲まされた後に
さくらは胸が苦しくて
彼を見つめた。

「思い出したんだね。
彼氏とキスしてるのに、他の男のこと思い出して
感じちゃった?」

樹の指先が首筋に触れると
びくんとさくらの身体は反応する。

「彼氏と次会うのは当分先だろ?」

次の瞬間。
樹の唇が首筋に吸いついた。

「あ、だめ!」

強く吸われれば、皮膚が弱いさくらはすぐに痕になる。

「だめです…いゃぁ」
「嫌なら抵抗しろよ」

タイトに抱きしめられて
貪るように首を舌で犯される。

さくらに逃げられる術などなかった。

散々首を攻められたあと
さくらの下着に触れる。

「すごいね、さくら」

自分でも分かっていた。
不完全燃焼の光輝とのえっちで
さくらの身体はすでに欲求の限界だった。

「触ってあげようか?」

そう言うと、下着の上から
1番敏感な部分を指でこり、と引っ掻いた。

電流にも似た衝撃が
さくらの身体を駆け巡る。

「あっ……」

その反応を見て
樹はもう1度刺激を与えると
手を離した。

「おしまい。
もっとして欲しいなら
自分からちゃんとお願いしないと」

こんな中途半端で終わらせされて
我慢できるはずがなかった。
/249ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ