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第6章 …6

「落ち着いたか？」
「はい…」

樹はさくらのお尻に手を伸ばす。

「何を…」
「さっきの続き。
落ち着いたんなら、濡れてないよな？
濡れてないなら許してやる。
濡れてたら、お仕置きだよ」
「お、しおきって…」

樹は舌舐めずりした。

「お仕置き。される方が、早くイけるようになるかもね」

パンツに手を入れ、樹はさくらの秘部を触る。
さくらの身体が反応する。
ショーツの脇から指を入れて、
割れ目をなぞる。
とろんとした液体が、指に絡まりついた。
樹は天使の笑みを浮かべ
さくらは生贄にされた子羊のように怯えた。

「濡れてるよ。さくら。
お仕置きしなくちゃだね。
欲しいって言えたら、ご褒美にいっぱい唾をやるよ」

抱きしめてさくらを捕まえると
ゴロンと樹が上になる。
露わになった胸を、舌でいたぶり始めた。

「あ…っ…やぁ…っ…」

すでに先ほどの刺激で敏感になっているそこは
ほんのちょっとの刺激で
身体中とろけるようなしびれをもたらす。

舌でいたぶりながら
ブラジャーの紐のフックを外し
さくらが嫌がる間も無くそれを取り去った。

「あ、いや、返して…」

樹はそれを放る。
伸ばした手を掴まれ
唾液まみれになるまで胸を犯された。

「欲しいだろ？」

下半身は、樹の指を求めていやらしく動く。
パンツの上から筋をなぞると
それだけで身体がのけぞる。

「指。触って欲しいか？」

さくらは頑なにうなづかず
右の乳首を指先でつままれる痛みと快楽に
顔を紅潮させていた。

「触って欲しいだろ？」
「うっ……」

樹がさくらのパンツを下ろした。
嫌がり膝を閉じようとするのを
樹は許さない。
そのうちに、膝でさくらの秘部を刺激し始めた。

「あっ…っあ、あ、やぁ…」
「ん？何もしてないよ？
さくらが、擦り付けてるんだよ。
いやらしいね、さくら。
さあ、どうして欲しい？」

ビクビクと動く自分の腰が恨めしい。
さくらは唇を噛み締めた。

ーーー光輝、ごめんーーー

「ほら、言わないと男はわかんないよ？」

ーーー光輝ーーー

「どうして欲しい？さくら」
「触って…下さい…」

ーーー光輝のためだもんーーー

「よく言えました」

樹の唾液が口の中に流れ込み
さくらはそれだけでイってしまいそうなほど
すでに樹に侵されていた。