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リリスの双子 ―悪魔が見た男女の記録―
第5章 幼い令嬢

胸が切なく締め付けられる。
アルベリオに触れた指先が熱い。
これが恋というものだろうか。
アルベリオは椅子に座ると、ティーカップを手に取った。
香りを嗅いで、少しだけその顔がほころぶ。
コレットの心臓が跳ね上がった。
「こ、このお茶ね、この前飲んだとき、あなたが好きそうだったから」
アルベリオは不思議そうな顔をした。
「……僕、これが好きだって言ったっけ?」
「いいえ、見てたら何となくそうかなって。……もしかして、違った?」
アルベリオに触れた指先が熱い。
これが恋というものだろうか。
アルベリオは椅子に座ると、ティーカップを手に取った。
香りを嗅いで、少しだけその顔がほころぶ。
コレットの心臓が跳ね上がった。
「こ、このお茶ね、この前飲んだとき、あなたが好きそうだったから」
アルベリオは不思議そうな顔をした。
「……僕、これが好きだって言ったっけ?」
「いいえ、見てたら何となくそうかなって。……もしかして、違った?」

