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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
戻ってからが大変だった。


夫と子どもの二人暮らしでたまった洗濯や食器……を


片づけた。


仕事も急にお休みをいただいたので、


たまった仕事を片づけた。


忙しさでごまかした。


つらいこと、すべて……。


眠れない夜が続く……。


祖母が亡くなって4日が経った。


眠れない真夜中……、


わたしは、掲示板に書き込んだ。


「パートナー募集ではありません。


 メールでお話ししたいと


 思っています……。


 自分は、Mだとは思うのですが…。


 Sの方と話がしたいと思いました。


 自己肯定感は低いです。


 よろしくお願いいたします。」


年齢とハンドルネームを書きこんで、


「書きこむ」


のボタンをクリックした。


そう、わたしは、


少し前から悩んでいた……


ご主人さま探しの一歩を


踏み出すことにしたのだ。


彼を失い、


祖母を失い、


わたしを認めてくれる


誰かを……


ご主人さまを……


探すために……。


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