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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
掲示板に書き込んで、


半日が経った。


書き込みはなかった……。


やっぱりメールでお話しだけ……


なんて、虫がよすぎたかな……。


そんなことを思った。


最近のわたしは、


少しいいコトもあった。


2~3年、会っていない友達から


連絡があった。


ご主人と一緒に、念願のカフェを


オープンするそうだ。


しばらくは、遊びに行けないから、


来月に東京に行くので会えませんか……と。


ほんの少しだけれど、


心がふわっと軽くなった。


友達と会って、


スイーツの話をして。


あの楽しかった時間を思いだし、


またあの時間を……取り戻したい。


と、思った。


翌日。


わたしは、病院へ行くことにした。


祖母が亡くなる少し前から、


通院していた。


持病が悪化していたためだ。


原因は、ここしばらくの


ストレス……だと思った。


病院へ行く前にわたしは、


一通のメールを打った。


『暑中お見舞い申し上げます。


 お久しぶりです。


 お仕事、忙しそうですね。
 体調は大丈夫ですか?


 先日……祖母が亡くなりました。


 もう少し先だと思っていたのですが(;_;)


 人生いろいろあるものだな…と


 しみじみしています(._.)


 これから暑くなりますので、


 お体ご自愛ください。


 ではでは(^-^)/』


当たり障りのないメール。


彼に宛てたものだった。


彼との別れを確信したあの時、


交わしたメールの内容の中には、


祖母が病気である……ということも


伝えていた。


だから……一応、


亡くなったことを伝えておこうと思った。


再読し、送信ボタンを押した。


わたしは、病院へ向かった。


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