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~ 愛しい人へ ~
第2章 ~ 彼を想う ~

「明日、一緒な。」
頭の中で、ヘビーローテーションしている。
こんなにも、明日が待ち遠しいなんて。
わたしは、
仕事に集中することで、
一日が早く終わるようにと願った。
仕事始めの日は、
残業もなく帰ることができた。
翌日、わたしは、服を選ぶのが大変だった。
でも。
結局、いつもと同じ
白のブラウスに黒のニットワンピース、
黒のウールのコートになった。
セールで、洋服、買っておけばよかったな。
職場に到着してから、
ずっと、
そわそわしていた。
どこで待ち合わせ……とか、
いつ、行ってくれるのかな。
わたしは、仕事をしていたけれど、
気がそぞろだった。
終業時間に近づいて、
「下の書店で待ってて。」
彼が通りすぎ様に言った。
わたしは、仕事を終え
オフィスのビルの1階にある書店で
彼を待っていた。
やましいことはないけれど、
こんなに会社の近くで待ち合わせて
大丈夫なのかな?
と、気になっていた。
終業時間から
5分……10分……と、時間が過ぎていく。
ちょっと不安になったその時
「お待たせ。」
背後から彼の声が聞こえた。
「ゴメン。出る時に電話が入って、
対応してて、遅くなった。」
「あ、気にしてないですから。」
「行こっか、どこか店、知ってる?
取りあえず、◯◯駅まで出よっか。」
彼は、隣りのターミナル駅まで行こうと言った。
「はい。」
初めての……デート……でいいんだよね。
ううん、ただの食事だよ。
会社の先輩と後輩の。
「どうかした?」
書店を出ようとする彼が声をかけた。
「すみません。」
わたしは、慌てて、彼の背中を追った。
頭の中で、ヘビーローテーションしている。
こんなにも、明日が待ち遠しいなんて。
わたしは、
仕事に集中することで、
一日が早く終わるようにと願った。
仕事始めの日は、
残業もなく帰ることができた。
翌日、わたしは、服を選ぶのが大変だった。
でも。
結局、いつもと同じ
白のブラウスに黒のニットワンピース、
黒のウールのコートになった。
セールで、洋服、買っておけばよかったな。
職場に到着してから、
ずっと、
そわそわしていた。
どこで待ち合わせ……とか、
いつ、行ってくれるのかな。
わたしは、仕事をしていたけれど、
気がそぞろだった。
終業時間に近づいて、
「下の書店で待ってて。」
彼が通りすぎ様に言った。
わたしは、仕事を終え
オフィスのビルの1階にある書店で
彼を待っていた。
やましいことはないけれど、
こんなに会社の近くで待ち合わせて
大丈夫なのかな?
と、気になっていた。
終業時間から
5分……10分……と、時間が過ぎていく。
ちょっと不安になったその時
「お待たせ。」
背後から彼の声が聞こえた。
「ゴメン。出る時に電話が入って、
対応してて、遅くなった。」
「あ、気にしてないですから。」
「行こっか、どこか店、知ってる?
取りあえず、◯◯駅まで出よっか。」
彼は、隣りのターミナル駅まで行こうと言った。
「はい。」
初めての……デート……でいいんだよね。
ううん、ただの食事だよ。
会社の先輩と後輩の。
「どうかした?」
書店を出ようとする彼が声をかけた。
「すみません。」
わたしは、慌てて、彼の背中を追った。

