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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
あんなメールを送ってよかったのか…。


扉を開けて……よかったのか。


やっぱり、少し性急すぎたのでは……。


呆れられたかな?


嫌われたかな?


彼と別れてからのわたしは、とても弱い。


10分ほど、
ああだこうだと考えていた。


わたしは、何気なく手持ちぶさたで、
メールの更新ボタンを押した。


慎二さんから、メールが届いていた。


わたしは、すぐに目を通した。


 『ななさん、私は、とても嬉しいです。


 本当です。


 M女のななさんに、見つけて(認めて)もらえたのは、
 S男としては嬉しいですよ。


 調教の続きを書いて送ります。
 ななさんが、満足してくれるといいけれど。


 できることなら、
 リアルに調教したいですが、
 離れすぎていますね。


 それだけが、ネックです。


 メール調教という選択もありますが
 もう少し、メールでお話しませんか?』


短いメールだったけれど、
慎二さんの気持ちが
伝わってきた。


そして、わたしの想いも慎二さんに
伝わったのだと……思った。


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