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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
 『ななは、私を喜ばそうとしてそうしているのか、
 それともフェラが大好きなのかわからないが、
 いやらしく、ねっとり、
 縛られたままで、夢中になってフェラをしている。


 私は、突然、ななの頭を掴んだ。
 そして、のど奥深く、チンポを押しこんだ。
 イラマチオだ。ななは、とても苦しそうだ。


 しかし、私は、2度3度喉の奥深く押し込んだ。
 引き出すと、ななの口からは涎がたくさん出ている。
 ななが、少しむせる。
 だが、私は気にせず動作をくりかえす。


 私は、やめの合図をした。
 ご奉仕は終了した。


 私は終わってはいなかった。


 ななは、肩で息をしていた。


 ななは、姿勢を正して
 「御主人様、ななにご主人様の御チンポ様を
 ご奉仕させて下さり、ありがとうございました。」
 そう言って、深々とお辞儀をした。


 慎二』


読みながら想像していたので……、
わたしは、戸惑うしかなかった。


慎二さんがご主人様になったら、
わたしをこんなふうに扱うのかと……。


わたしが、ご主人様の思うがままに扱われる。


わたしは、ご主人様が喜ぶようにと行動する。


メールの中のわたしと同じで、
リアルのわたしも……もじもじしていた。


実際に、
縛られて、フェラでご奉仕し……、
わたしの身体が反応しないはずがない……。


慎二さんのメールの中の私は、
穢されて辱めを受けて……、
そこには、嫌悪感などまったくなく、
もっと……と求めてさえいる。


わたしは、この期に及んでも、
心のどこかで
自分のM性を否定している。


でも、やっぱり……それは
無理なことなのだと……思った。


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