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第4章 ～　ご主人様を想う　～

今日、はじめての
慎二さんからのメールは、
お昼休み前に届いた。


　『ななさんは、今日は仕事ですか。
　まだ、こちらは台風の影響はあまりなく
　これからですね。


　ななさんは、
　私の疑似体験調教メールを
　楽しんでくれているようですね。


　できれば、読んだ感想を詳しく書いて
　もらいたいですね。


　自分と重ねて妄想し、とても興奮しました…。


　我慢できずに、
　夫に隠れてオナニーしてしまいました…とかね。


　どこのどんな表現が、
　とても刺激的で興奮しました…とかね。


　私のプロフです。


　５０歳　Ａ型　　眼鏡はなし。
　身長　１６９ｃｍ　体重　７３ｋｇ


　私は、特に誰それに似ている…と
　言われたことがないですね。


　地元の大学を出て、
　６年間は、ななの住んでいる街にいましたよ。
　Ｈ川に住んで、駅前のデパートの近くに勤めていました。


　高校１年頃、偶然ＳＭに関する雑誌を見て、
　なぜかとっても興奮し、
　縛られた女性の何ともいえない表情……
　当時はよくわかりませんでしたが、
　感じているのか、拘束され苦しんで我慢しているのか、
　なんとも言えない表情に魅かれ、綺麗だなーと思いました。
　こんな世界があるんだ……。
　もしかして、自分はは変態？……と、複雑でしたね。


　慎二』


慎二さんの身長や体重を教えてもらっても…
あまり想像はつかなかった。


６年間、この街に住んでいたんだと思うと
ぐっと距離が近くなったような気がした……。
親近感がわいた。