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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
帰りの電車の中で、
ほぼ日課となっている
メールのチェックをした。


慎二さまから、
二通、メールが届いていた。
何時間か前に送った……
命令の報告メールの返信だろうか…。


 『呆れたね、千帆。


 千帆、
 私は、お前の開かれたおまんこを
 じっくりと鑑賞したよ。


 どんな色をしているのか、
 びらびらは大きいのか、
 クリトリスは大きいのか、
 皮をむいているのか……。


 だんだん疼いて、
 固くなってきたなとか、
 ずいぶん、淫毛が多くて濃いなとか。


 オナニーの許可までは出してなかったよね。
 どうしようもなく、淫乱な奴だね、千帆は。


 私に鑑賞してもらった後は、
 きちんとお礼の言葉を述べたのであろうね。


 主』


思った通り、
命令をおこなったあのメールの
返信だった。


わたしは、次のメールも読んだ。


 『> 金曜日か月曜日に1週間の予定?を
 お伝えしてもかまわないでしょうか?


 それで良い。


 主』


とても短く
用件だけを伝えたメールだった。
わたしは、そのメールすら
ご主人さまらしいと感じていた。


つっけんどうな……、
私のことなどどうでもよい態度……。
そう感じていた。


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