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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
疑似調教メールのあとに
さらに、慎二さまからのメールが
届いていた。


 『千帆、大切なことを言い忘れた。


 お前には、
 言いつけを守れなかった罰が必要である。


 今日と明日、オナニーをしてはならない。


 オナニーするときは、
 必ずメールで、
 私に許可願いのメールを出してから
 オナニーしなさい。
 私の返事がなくてもかまわない。


 主』



わたしは、読み終えて苦笑した。


あんな……メールを読めば、
身体が疼くことも
おまんこからお汁があふれることも……
わかったうえで。


オナニーを禁止するなんて。


いじわるすぎる。


そして、その言葉こそ
ご主人様が喜ぶ言葉。


「ひどすぎます。」
「いじわるです。」


ご主人様にとっては…S様にとっては
褒め言葉なのだ。


わたしは……、このまま……
いやらしい身体を持て余すことになった。


触ることができないと思うと、
さらに反応する……。


ちょっとした刺激でも、
身体が跳ね上がってしまいそうな……感覚。


わたしは、M女だから。


耐えることも……喜び。


背筋がざわつく……。
それは、感じている証拠。


大きなため息をつき、
ご主人様のこの「ひどい」命令を
心地よく……受け止めよう。


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