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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
慎二さまからいただいたメールにあった


「奴隷誓約書」


なにがなんだかわからなかった。


初めて知る言葉……。


インターネットで検索してみた。


奴隷契約書と奴隷誓約書……。


奴隷契約書は、
主と従で取り交わすもの。


奴隷誓約書は、
奴隷がご主人さまにお渡しするもの。


様々なM女さんが書いた誓約書を
見ることができた。


書くべき内容は、漠然とだがわかった…。


あとは、千帆なりの……想いを
どうカタチにしていくか…だけ。


わたしは、慎二さまへの気持ちを
メールに綴った。


 『奴隷誓約書を作成いたしました。


 千帆は、相当困りました。
 事務のお仕事歴は長く、
 それなりの誇りを持っています。


 ですが、さすがに
 「奴隷誓約書」
 は、作成したことはございません……。


 ご主人さまは、


 > 千帆、
 これからお前が、
 私の奴隷としてどのような覚悟なのか、
 よく考えて、奴隷誓約書を書いて送れ。


 > 今日でなくてもよい。


 と、すこぉしのヒントはくださいましたが……。
 「奴隷誓約書」をネットで調べました。
 どれもこれも。
 千帆の好きではない書式や言い回しばかりでした。


 ご主人さまのご命令はいつも難しいものが多くて……。


 でも、千帆はうれしいので
 一生懸命がんばるだけです。』


奴隷誓約書を書く前に、一息ついた。


思っているままに書くつもりだ。


でも。


ご主人さまは、受け入れてくれるだろうか。


一生懸命……がんばるだけ。


それしか、今の千帆はできない。


右も左もわからない……
わたしができることなんて
限られているから。


深呼吸して、
わたしは、キーボードをうち始めた。



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