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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
仕事中にこっそりメールをチェックした。


PCのデジタル表示は、14時に近づいていた。


慎二さまから、二通、
メールが届いていた。


 『千帆、今日は自宅に帰ってから、
 私が送った疑似調教の完を
 もう一度、読みなさい。


 実際に、千帆が、
 ご主人様に調教されているのだ。
 これは、実体験なのだ。
 と、感じながら読みなさい。


 そして、感想をメールしなさい。


 決してオナニーはしてはいけない。


 私の命令は、絶対だよ。


 私の罰は、
 千帆にとって、厳しいものでなくてはならない。


 そして、
 奴隷になった自分の身分を自覚させるものである。


 主』


また、あの、疑似調教のメールを
読まなければならないなんて。


身体が疼かないはずがない。


それなのに……。


オナニーを禁止されてしまった。


自分の身体なのに、


自分の思い通りには動かせない。


そう、
千帆の身体はご主人さまの「物」だから。


少し落ち着きを取り戻してから、
もう一通に目を通した。


 『> 慎二さま、おまんこ拓は、どのように捺印するのでしょうか?


 千帆、書き方は「慎二さま。」でよいのか?


 今までに、私が指示をし、
 2通もらったが、
 おまんこに口紅を塗り、
 クリトリスを中心にして、
 契約書に押してあった。


 私からのメールは、今日はこれでおしまいにする。


 主』


おまんこ拓について、書かれてあった。


「慎二さま」
と、読んではいけないのだろうか…。


ずっと…ご主人さまなのだろうか。


ご主人さま本人に確認するしかない。
と、思った。


おまんこ拓は、想像通り、
口紅で押すということがわかった。


わたしは、ご主人さまに
喜んでいただくために
なにをすればよいかと…
考えていた。



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