この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~

残りの部分を
読み始めた。
『> でも思いのほか、早くお名前をいただき、
千帆は自分勝手に
「ご主人さまに認めてもらえた、わぁ~い♪」
と、テンションが上がっているのも事実です。
名前を授けたのは、
奴隷としての自覚を持たせるためだ。
名前をもらい、
ご主人様の所有物になったんだと、
自覚させるため。
もう「なな」ではないんだよ。
名前は、表の理性の七瀬と、
奴隷の千帆を切り離すためのもの。
私の奴隷である千帆は、
七瀬に嫌悪される存在ではなく、
私が認めた、奴隷千帆であるということ。
千帆、
首輪についてのお前の考えを聞きたい。
思っていることでよいので
書いてよこしなさい。
主』
もう「なな」ではないんだ……。
ご主人様の所有物の「千帆」
ご主人様が認めた奴隷「千帆」
奴隷名をいただくということは、
そういうことだったのか。
右も左もわからず、
彼との別れを決めた時、
いろいろと考えて
こちらの世界へやってきた。
主従関係もよくわからないまま
慎二さまに委ねようと思った。
そして、奴隷名をいただいた。
奴隷契約書や奴隷誓約書があることを知った。
少しずつ……主従関係についてわかってきた。
わたしは、今はただ
一生懸命に
ご主人さまの命令に従っていくだけ……。
読み始めた。
『> でも思いのほか、早くお名前をいただき、
千帆は自分勝手に
「ご主人さまに認めてもらえた、わぁ~い♪」
と、テンションが上がっているのも事実です。
名前を授けたのは、
奴隷としての自覚を持たせるためだ。
名前をもらい、
ご主人様の所有物になったんだと、
自覚させるため。
もう「なな」ではないんだよ。
名前は、表の理性の七瀬と、
奴隷の千帆を切り離すためのもの。
私の奴隷である千帆は、
七瀬に嫌悪される存在ではなく、
私が認めた、奴隷千帆であるということ。
千帆、
首輪についてのお前の考えを聞きたい。
思っていることでよいので
書いてよこしなさい。
主』
もう「なな」ではないんだ……。
ご主人様の所有物の「千帆」
ご主人様が認めた奴隷「千帆」
奴隷名をいただくということは、
そういうことだったのか。
右も左もわからず、
彼との別れを決めた時、
いろいろと考えて
こちらの世界へやってきた。
主従関係もよくわからないまま
慎二さまに委ねようと思った。
そして、奴隷名をいただいた。
奴隷契約書や奴隷誓約書があることを知った。
少しずつ……主従関係についてわかってきた。
わたしは、今はただ
一生懸命に
ご主人さまの命令に従っていくだけ……。

