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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
わたしは、次のメールを書いた。


どんなふうに…伝えればよいのか
わからなかった。


でも、答えるしかないと思った……。


件名は……


首輪について


 『> 千帆、
 首輪についてのお前の考えを聞きたい。
 思っていることでよいので
 書いてよこしなさい。


 主


 ななは、Mでした。


 でも、奴隷になるのには抵抗がありました。


 なぜなら。
 「飼う」
 「奴隷」
 この二つの言葉が
 好きではなかったからです。


 飼う…ということは、人ではないということだからです。
 奴隷…ということは、人ではないということだからです。


 でも、首輪にはこだわりはありませんでした。


 千帆は、奴隷です。


 ご主人さまが望まれるなら、
 飼っていただくことは至福。


 ご主人さまが、
 首輪をつけてくださるのであれば、
 笑顔で
 「ありがとうございます。」
 と、お答えするものだと思うのですが……。


 千帆は、首輪の持つ意味を知りません。


 ご主人さまから意味を教えていただいたら、
 千帆はきっとつけてほしくなる……
 首輪にはそんな意味があると思っております。


 ただ、コンプレックスのかたまりなので
 似合わないものはつけたくない~、。
 と、いう気持ちもちょっぴりございます。


 千帆的、首輪の似合う女性の条件。


 色白で、胸は巨乳でなくてもよい。


 手足が長く、スラッとしている。


 髪は、長くて柔らかいウェーブ。


 首輪をつけてもらう時のうなじが美しい……。


 あと、
 首輪をつけている女性は
 キレイだと思います。
 (千帆は自信がありません。)』


なにか、大切な意味があるのだろうけれど。


今の千帆はわからない。


それは、今まで


首輪を嵌めた経験がないから。


首輪を嵌めたら……、


どんな気持ちになるのだろう。


どういう想いを抱くのだろう。


わたしの知らない世界……、


そこには
なにがあるのだろう。


ご主人さまが与えてくれることの
ほとんどすべてが
知らないことばかり。


そして、なぜかしら、
そのことに酔っている。


初めてのカクテルを味わう時、
どんな味だろうかとドキドキし、
どれだけ酔えるのかという期待感。


とても、似ている……。


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