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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~

首輪について、いただいた返信。
それについて、
また返信をした。
『> M女は大勢いると思うけれど、
その中で、
特定のご主人様と
主従関係に入ったM女を
奴隷と呼ぶ。
> Mの性癖を持つだけの……
ただのM女。
そうなのですね。
> 犬は多数いる。
その中で、
飼い主のいる犬は、
首輪を嵌められており、
すぐわかる。
> 飼い主のいない野良犬と区別される。
野良犬は、飼い主をもとめて彷徨う。
この点も理解いたしました。
> 自分は、
「ご主人様に飼われているんだ。」
と。
「野良ではない。」
と、実感し、そして安心し、喜ぶ。
> だから、多くの奴隷は、
ご主人様から嵌めてもらう首輪に憧れる。
千帆には、欠落している考えです。
野良でないことに安心……。
野良であれば、孤高であればよいと……。
表の世界の千帆は、そうでした。
孤独は寂しい。
孤独から見える世界を知るより、
孤高である時に見える世界を知りたい……と。
野良の不安を安心に変えてくれるのですね、
ご主人さまは。
だから、
ご主人さまから嵌めてもらう首輪に
憧れるのですね奴隷は。
千帆は、知りたいです。
ご主人さまに嵌めていただく首輪。
そこから得られる喜び。
大好きなご主人さま。
「ご主人さまに首輪を嵌めていただき、幸せです。」
と、今、千帆が申し上げても
それは嘘・偽りにすぎません。
ご主人さまにお願い申し上げます。
どうか、千帆に首輪を嵌めていただく喜びを
与えてくださいませ。
千帆は、とてもとても知りたいです。』
わからないことは、わからない。
知りたいことは、知りたい。
そう思っているから、
ありのままの気持ちを綴った。
今の気持ちであれば、
ご主人さまに首輪を嵌められたとしても
恍惚とした表情を
浮かべることもないだろう。
千帆は、欲が深い。
気持ちよくなりたい。
のぼりつめたい。
そして、
愛されたい……。
そのためには、
この世界の……SMの世界のことを知り、
ご主人さまの望みどおりに
振る舞いたいと思った。
それについて、
また返信をした。
『> M女は大勢いると思うけれど、
その中で、
特定のご主人様と
主従関係に入ったM女を
奴隷と呼ぶ。
> Mの性癖を持つだけの……
ただのM女。
そうなのですね。
> 犬は多数いる。
その中で、
飼い主のいる犬は、
首輪を嵌められており、
すぐわかる。
> 飼い主のいない野良犬と区別される。
野良犬は、飼い主をもとめて彷徨う。
この点も理解いたしました。
> 自分は、
「ご主人様に飼われているんだ。」
と。
「野良ではない。」
と、実感し、そして安心し、喜ぶ。
> だから、多くの奴隷は、
ご主人様から嵌めてもらう首輪に憧れる。
千帆には、欠落している考えです。
野良でないことに安心……。
野良であれば、孤高であればよいと……。
表の世界の千帆は、そうでした。
孤独は寂しい。
孤独から見える世界を知るより、
孤高である時に見える世界を知りたい……と。
野良の不安を安心に変えてくれるのですね、
ご主人さまは。
だから、
ご主人さまから嵌めてもらう首輪に
憧れるのですね奴隷は。
千帆は、知りたいです。
ご主人さまに嵌めていただく首輪。
そこから得られる喜び。
大好きなご主人さま。
「ご主人さまに首輪を嵌めていただき、幸せです。」
と、今、千帆が申し上げても
それは嘘・偽りにすぎません。
ご主人さまにお願い申し上げます。
どうか、千帆に首輪を嵌めていただく喜びを
与えてくださいませ。
千帆は、とてもとても知りたいです。』
わからないことは、わからない。
知りたいことは、知りたい。
そう思っているから、
ありのままの気持ちを綴った。
今の気持ちであれば、
ご主人さまに首輪を嵌められたとしても
恍惚とした表情を
浮かべることもないだろう。
千帆は、欲が深い。
気持ちよくなりたい。
のぼりつめたい。
そして、
愛されたい……。
そのためには、
この世界の……SMの世界のことを知り、
ご主人さまの望みどおりに
振る舞いたいと思った。

