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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
わたしは、立て続けにメールを書いた。


感情が昂っていたからかもしれない。


 『千帆は、昨日ご主人さまに
 お礼を申し上げたかったのですが、
 忘れておりました。


 申し訳ございません。


 > 私からのメールは、今日はこれでおしまいにする。


 と書いておられたのに、
 メールをくださいました。


 千帆は、とてもうれしかったです。


 ご主人さまは、
 ご自分でいろいろなルールを決めておられて、
 そこからあまり外れないように
 しておられるのではないかな?
 と、千帆は思っております。


 なので、
 ご主人さまの決めたことは
 絶対で
 破られないものだと思っておりました。


 私からのメールは、今日はこれでおしまいにする……


 とあれば、絶対にメールはこないと思っておりました。


 ですが、メールが届き、
 千帆は驚きましたし、とてもうれしかったです。


 もう一つございます。


 ご主人さまのご職業を教えていただき、
 ありがとうございます。


 千帆は、教えていただけないと思っておりました。
 とてもうれしかったです。


 ご主人さまにとっては、
 たいしたことではないかもしれません。


 でも、千帆はうれしくなることがたくさんあります。


 ご主人さま、ありがとうございます。』


伝えたいこと……。


黙っていて、伝わることはないと思う。


丁寧に


気持ちを込めて


言葉にして……。


相手に伝えない限り……。


目だけでわかりあえることもある。


でも、


言葉が一番だと思う。


肌を重ねてわかりあえることもある。


でも、


言葉ではないけれど


吐息や喘ぎ声は、
言葉と同じような意味を持つような気がする。


思ったことは、
伝えたい。


どんな些細なことであっても。


そして、


ご主人様と千帆の関係が
メールだけで
成立しているのならば、
なおさら……
言葉が大切だと思うから。


そして、
伝えることが大切だと思うから。


思っていることをメールにし、
わたしは、その日はメールを終えた。


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