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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~

恥ずかしいメールを送った後、
ご主人さまにスケジュールを
送っていないことに気がついた。
『表の世界の千帆は、
今週はこのようなスケジュールです。
月曜日は、仕事です。仕事が終わったら、子どもの習いごとの付き添いです
火曜日から木曜日まで仕事で、
金曜日が休みです。
今週は、土曜日も仕事です。
金曜日に、
ご主人さまに
お写真をお送りできればいいなあと思っております。』
そう……。
写真をどうしようかと悩んだ。
ご主人さまは、望んでいないのかと思った。
でも。
ご主人さまは、表の世界を大切にするから
「送りなさい。」
と、言わないだけなのではないか。
と……思うようになった。
それは……。
ご主人さまが一言
「送りなさい。」
と、命令すれば、
千帆はするほかない……。
それなのに。
求めない。
それは、
ご主人さまの
思いやりなのではないかと思った。
写メールといえば、彼のことを思い出す。
彼のことを思い出し、
せつなかったこと
悲しかったこと、
嫌な時も断れなかった自分のこと……。
いろいろと思い出した。
写真を送って、悪用されないとも限らない。
覚悟が必要だった。
でも、ご主人さまは
表の世界にこだわっている方。
千帆のためであり、
ご主人さまのためでもある。
お互いが既婚者だから。
だから、送ろうと決めた。
ほんの少しの不安を抱えてはいたけれど。
ご主人さまにスケジュールを
送っていないことに気がついた。
『表の世界の千帆は、
今週はこのようなスケジュールです。
月曜日は、仕事です。仕事が終わったら、子どもの習いごとの付き添いです
火曜日から木曜日まで仕事で、
金曜日が休みです。
今週は、土曜日も仕事です。
金曜日に、
ご主人さまに
お写真をお送りできればいいなあと思っております。』
そう……。
写真をどうしようかと悩んだ。
ご主人さまは、望んでいないのかと思った。
でも。
ご主人さまは、表の世界を大切にするから
「送りなさい。」
と、言わないだけなのではないか。
と……思うようになった。
それは……。
ご主人さまが一言
「送りなさい。」
と、命令すれば、
千帆はするほかない……。
それなのに。
求めない。
それは、
ご主人さまの
思いやりなのではないかと思った。
写メールといえば、彼のことを思い出す。
彼のことを思い出し、
せつなかったこと
悲しかったこと、
嫌な時も断れなかった自分のこと……。
いろいろと思い出した。
写真を送って、悪用されないとも限らない。
覚悟が必要だった。
でも、ご主人さまは
表の世界にこだわっている方。
千帆のためであり、
ご主人さまのためでもある。
お互いが既婚者だから。
だから、送ろうと決めた。
ほんの少しの不安を抱えてはいたけれど。

