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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
お昼休み30分前、


メールとチェックした。


ご主人さまから、二通メールが届いていた。


一通目……


 『少し千帆に、付き合おう。


 > ご主人さまの好きな食べ物はなんですか?


 ラーメンが好きだな。


 私は、寺社仏閣を散策するのが好きだ。
 あの周辺の静寂な佇まいに癒される。


 あとは、小高い山を歩くこと。


 本は良く読むほうだと思う。


 主』


ご主人さまに調教以外のことについて
書いたメールの返信だった。


涙ぐみそうになった。


返信は……


くださらないと思ったから。


ただただ、嬉しかった。


ご主人さまの、
ご主人さまではない部分。


少しでも、知ることができて……。


でも、
喜びの中で、
思う。


こんなふうにして、
心の調教がすすんでいるのではないかと。


とても些細なことを
ヒミツにされて。


本当は、
たいしたことがない
ことがらなのに、
すごいことのように
感じる。


ヒミツという名の
まやかしによって、
「普通」のものが
「すばらしい」ものになる。


そして、それは、
主従関係の中では、
ご主人さまが操る。


従するものにとって、
ご主人さまがすべて。


ご主人さまが、
与えないでいるものを
与えられることによって、
感謝の気持ち、
嬉しい気持ち……
心にとってプラスの感情が
湧き上がる。


そうしているうちに
どんどんと、
ご主人さまに
支配されてゆくのではないかと
思った。


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