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~ 愛しい人へ ~
第4章 ~ ご主人様を想う ~
電車の中でメールが書き終わらなかった。
自宅の最寄り駅に着いてから、
ホームのベンチに座って、メールを書き終えた。


その後、自宅に帰り、
食事の準備をしながら、
わたしは、ご主人さまへ返信をする。


 『> 千帆。
 お前が乳首が感じると知り、私は嬉しいよ。


 > 私は、乳首を責めるのが好きなのだよ。


 ご主人さまに責められるなら、
 千帆はもっと乱れてしまいます……きっと。


 > 千帆は、少し強めの刺激がよさそうだね。


 > たとえば、身体を縛ったまま、
 箸や割箸を2本、両端を輪ゴムで止めて
 その2本の箸の間に
 千帆のいやらしく立った2つの乳首を挟む……。


 千帆は、今回、
 ご主人さまに乳首を輪ゴムで縛るように言われ、
 どうしてよいのかわからず、
 ネットで調べました。


 その時、
 ご主人さまが書かれているような
 お箸や割り箸を使った画像があり、
 千帆はドキドキしておりました。


 > ピンチで乳房や乳首を挟む。
 どうだ、おもしろそうだと思わないかい?


 淫乱で変態な千帆にとっては、
 どちらの責めも感じてしまうと思います。
 千帆がされたいことを
 ご主人さまにしていただくのですから……。


 ご主人さまの胸への愛撫は、優しいですね。


 千帆は、
 ご主人さまのように触っていただいたことはありません。


 ご主人さまのように、
 触れていただけたら、
 千帆の胸のコンプレックスが少しはなくなりそうです。


 あの……、ご主人さま。
 千帆は……、パイズリをしたことが一度もありません……。』


そう、わたしはパイズリをしたことがない。


元々……それほど男性経験が多いわけではないし……。


靄の向こう側に、
彼……樹ちゃんが浮かんだ。


そう、彼はわたしの胸が好きだった。


白くて柔らかくて大きいね。


わたしの胸を
いつも…褒めてくれていたっけ。


わたしのコンプレックス……。


大きな胸は、
彼に好きなもの……として存在し
その時は、わたしも少し好きになれた。


だけど、
パイズリをしてほしいと…言われたことはなかった。


こんなことで、彼を思い出すなんて……。


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