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~ 愛しい人へ ~
第2章 ~ 彼を想う ~
「あの……。」


わたしは、彼に声をかける。


「スーツ、しわになってしまいませんか?」


彼は、くすっと笑って


「そうだね。」


と、服を脱ぎだした。


ヘンにしわのついたスーツのジャケット、
ファンデーションがついたワイシャツ……
奥さんに、わたしの存在を気づかせるような……
そんなことは……できないから。


彼が、わたしのところに戻ってきた。


厚い胸板……。


そこから下へは、視線が落とせなかった。


彼は、わたしをベッドの真ん中へと導く。


彼は、わたしの両足の太ももを持ち上げる。


……恥ずかしい。


彼は、わたしのおまんこの中におちんちんを突き立てた。


彼とのキスで、すこし潤んではいたけれど、


胸の愛撫も、クリトリスの刺激もなく……、


小さくて狭い……わたしの中は、彼でいっぱいになった。


彼が、動き出す。


「あぁっ。」


声がこぼれた。


ダメ……、動かないで……。


彼の腰の動きが、激しくなる……。


「あ…、あっ……あん。」


わたしは、せつなく声をあげる。


「当たってる?」


彼が聞く。


わたしは、唇を甘く噛みしめ、頷いた。


当たってる……、初めて……、
こんなに、奥で感じるなんて。


わたしは、心の中で


もっと……、もっと。
奥まで、突いて……。


と、懇願した。


声に出して、言えない……。


彼の動きは、早くなったり、遅くなったり。


わたしを弄ぶ……。


どれくらい長い時間が続いただろう……。


やっぱり


イケないわたし





出せない彼。


「もう……苦しいの……。」


わたしは、とぎれとぎれに、彼に伝えた。


かれは、わたしのおまんこからおちんちんを抜いた。


「気持ちよかった?」


彼が、わたしに聞いた。


「気持ちよかったです。でも……イケなくて。」


彼は、わたしを抱き締めた。


なにも言わず。


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