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~ 愛しい人へ ~
第2章 ~ 彼を想う ~

その後、わたしは、彼と一緒の職場で働くことがつらくなり
派遣契約を更新しなかった。
わたしの彼を想うが気持ちがあふれすぎて。
彼と親しくしすぎて、社内の人に詮索されて、
彼に迷惑をかけることになりかねない……と思ったから。
毎日逢えた日々から、1~2か月に一度しか逢えなくなってしまった。
後悔する気持ちがなかったわけではないけれど。
わたしのけじめ……みたいなもの。
わたしは、自分でルールを作っていた。
彼が自宅にいそうな時間帯はメールをしない。
奥さんのことを考えれば当たり前だった。
自分の気持ちよりも、考えなければいけないこと。
彼のクルマには乗らない。
助手席は、奥さんのものだから。
クルマの中に痕跡を残したくないから。
髪の毛、1本でも。
それに。
こちらが注意しても、
クルマなんて事故が起こる時は起こる……。
同乗しないに限る。
香水はつけない。
彼とつきあって、やめた。
これも、彼に迷惑をかけたくないから。
彼との関係を長く続けるために……。
できることは、ほぼ、してきたと思う。
もし。
彼と別れるチャンスがあったとすれば……。
それは、2回あったと思う。
……結婚と。
…出産。
今でも、色あせることなく、覚えている……。
派遣契約を更新しなかった。
わたしの彼を想うが気持ちがあふれすぎて。
彼と親しくしすぎて、社内の人に詮索されて、
彼に迷惑をかけることになりかねない……と思ったから。
毎日逢えた日々から、1~2か月に一度しか逢えなくなってしまった。
後悔する気持ちがなかったわけではないけれど。
わたしのけじめ……みたいなもの。
わたしは、自分でルールを作っていた。
彼が自宅にいそうな時間帯はメールをしない。
奥さんのことを考えれば当たり前だった。
自分の気持ちよりも、考えなければいけないこと。
彼のクルマには乗らない。
助手席は、奥さんのものだから。
クルマの中に痕跡を残したくないから。
髪の毛、1本でも。
それに。
こちらが注意しても、
クルマなんて事故が起こる時は起こる……。
同乗しないに限る。
香水はつけない。
彼とつきあって、やめた。
これも、彼に迷惑をかけたくないから。
彼との関係を長く続けるために……。
できることは、ほぼ、してきたと思う。
もし。
彼と別れるチャンスがあったとすれば……。
それは、2回あったと思う。
……結婚と。
…出産。
今でも、色あせることなく、覚えている……。

