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~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~

次の日の朝、睡眠についてお聞きになっていた
メールの返信を書くことにした。
『> 千帆
> 少し疑問に思ったが、
千帆は、睡眠が少なくないかい?
ああ~、
ついにご主人さまに
気がつかれてしまいましたね(苦笑)
ここ1ヵ月半は、あまり眠れなくて……。
「洋服着たままで寝てしまって……。」
と、言うとすっごいビックリされます。
表の世界の方々は、
千帆をそういうタイプに見ていないようです。
千帆のほうがビックリするくらい驚かれるので、
言わないようにしました。
原因は……わかっております。
祖母の余命がわかり、
その間に彼とのいろいろがありました。
彼の別れの決意を知り、
精神的にボロボロでした。
このあたりから、
規則正しい睡眠がとれなくなっていたと思います。
祖母が亡くなる前から夜中に連絡があったり、
祖母が亡くなってからも仮通夜でほぼ夜通し起きていたり……で、
元に戻すタイミングを失い、今にいたります。
祖母が大好きでしたので、
千帆は後悔なくできることはできたと思います。
でも。
自分の心に嘘はつけないです。
祖母のこと、彼のこと、
自分の体のこと、仕事やその他……、
精神面について見て見ない振りは
いつまでも続かなかったようです(笑)
このように(苦笑)千帆は弱っちいのです。
だから、鎧が必要なんです……。
よほど、親しくならないと内なるところは話せないです。
聞く方も、気か重くなりますし。
だから、千帆はニコニコしているのかもしれません。
ご主人さまは、
千帆の心を解放したい……。
と、思っていらっしゃいますか?
私は、解き放っていただきたいけれど、
自分のすべてを見せるのが怖くて恥ずかしいです。
私のすべてを知っていただくのは、
ご主人さまも大変なのではないかな……と。
客観的に考えても、
聞いてしまうと気が重くなるような……。
ただ耳を傾けて聞いてくれた人。
困惑して聞いてくれた人。
同情した人。
興味本意で聞いた人。
いろんな人がいました。』
メールの返信を書くことにした。
『> 千帆
> 少し疑問に思ったが、
千帆は、睡眠が少なくないかい?
ああ~、
ついにご主人さまに
気がつかれてしまいましたね(苦笑)
ここ1ヵ月半は、あまり眠れなくて……。
「洋服着たままで寝てしまって……。」
と、言うとすっごいビックリされます。
表の世界の方々は、
千帆をそういうタイプに見ていないようです。
千帆のほうがビックリするくらい驚かれるので、
言わないようにしました。
原因は……わかっております。
祖母の余命がわかり、
その間に彼とのいろいろがありました。
彼の別れの決意を知り、
精神的にボロボロでした。
このあたりから、
規則正しい睡眠がとれなくなっていたと思います。
祖母が亡くなる前から夜中に連絡があったり、
祖母が亡くなってからも仮通夜でほぼ夜通し起きていたり……で、
元に戻すタイミングを失い、今にいたります。
祖母が大好きでしたので、
千帆は後悔なくできることはできたと思います。
でも。
自分の心に嘘はつけないです。
祖母のこと、彼のこと、
自分の体のこと、仕事やその他……、
精神面について見て見ない振りは
いつまでも続かなかったようです(笑)
このように(苦笑)千帆は弱っちいのです。
だから、鎧が必要なんです……。
よほど、親しくならないと内なるところは話せないです。
聞く方も、気か重くなりますし。
だから、千帆はニコニコしているのかもしれません。
ご主人さまは、
千帆の心を解放したい……。
と、思っていらっしゃいますか?
私は、解き放っていただきたいけれど、
自分のすべてを見せるのが怖くて恥ずかしいです。
私のすべてを知っていただくのは、
ご主人さまも大変なのではないかな……と。
客観的に考えても、
聞いてしまうと気が重くなるような……。
ただ耳を傾けて聞いてくれた人。
困惑して聞いてくれた人。
同情した人。
興味本意で聞いた人。
いろんな人がいました。』

