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第5章 ～　千帆を想う　～

ご主人さまから
いただいた命令に悩み、
仕事にも行き詰ってしまった。


はす向かいのコンビニに
コーヒーを買いに行き、
一息ついた。


なにげなく、
いつもの習慣で
メールのチェックをした。


ご主人さまから
メールが届いていた。


読もうかどうしようかと
考えたけれど、
読むことにした。


　『千帆、

　１１日に千帆がしなければならないことを
　命じる。


　ホテルにチェックインしたら、
　千帆の洋服……
　ワンピースでも何でもよいのだが
　膝上にした装いで（ミニスカートのようにし）
　ヒールの高めの靴を履きなさい。
　乳首を輪ゴムで縛り、ノーパンで、
　ホテルの外のコンビニで、
　買いたいものを買いなさい。


　店では、棚の下にあるものを
　膝を曲げないようにし、
　膝をなるべく伸ばして、
　商品を手に取りなさい。
　そして、また同じ格好で元に戻しなさい。
　レディースコミックのコーナーへいき、
　いやらしい本を手に取り、立ち読みしなさい。


　コンビニがなければ、
　外の自販機で飲み物を買いなさい。
　その時、膝を伸ばして飲み物を取りなさい。


　ホテルのフロントで
　膝を曲げないように
　靴の汚れを拭くようにしなさい。


　ホテルの部屋へ入ったら、
　全裸になり、
　もし首輪を準備してきたなら、
　首輪を嵌めなさい。


　玄関ドアーのすぐ前で、
　四つん這いになり、
　外の廊下を歩く人を意識して、
　玄関ドアーにおしりを
　高く突き出しなさい。


　それから、
　私のチンポで犯されていることを、
　想像しながら、廊下を歩く他の宿泊客に
　声が聞こえないように、オナニーしなさい。


　３回の寸止めを忘れるな。


　イクときは、


　「ご主人さま、イキます。イキます。」


　と心の中で言いながら、イキなさい。


　主』


ごくり。


コーヒーを飲みこむ音が
大きく聞こえた。


緊張感が走った。


立て続けにいただいた
ご主人さまの命令は
あまりにも……
驚くものばかりだった。


千帆は、できるのだろうか……。