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第5章 ～　千帆を想う　～

翌日、
わたしは帰省の途中で
メールをチェックした。


ご主人さまからの
返信があった。


　『千帆、


　ノーパンで乳首を縛っての買い物、
　なんとか実行できたようだね。


　そわそわして、挙動不審で、
　周りの人に、じろじろと見られなかったか？


　それとも、股間ががスースーして
　早く家へ帰ろうと、
　それどころではなかったかい。


　だが、よくがんばったよ。


　> できないことが起こっても、
　なにかできることはないか……考えたいです。


　> その中で、
　ひょっとしたらご主人さまが
　喜んでくださることがあるかもしれない……。
　と、思ったからです。


　千帆、とても感心な心がけだ。
　奴隷とは、そうあるべきだ。


　> 仕事帰りに、デパートに寄ったため、
　ご命令をどのタイミングで行えばよいか
　わからなくなってしまったこと。


　> 週末のデパートで、
　ご主人さまのご命令を実行できないと
　千帆が決めてしまったこと。


　> ご主人さまが帰りに
　スーパーに寄るようおっしゃったのに、
　一度帰宅してから行ってしまったこと。


　> 最初のご挨拶を忘れてしまったこと。


　千帆、
　奴隷が過ちに気がつき
　反省している時は、罰は与えません。


　次に反省を生かしなさい。


　私の命令を実行するタイミングは、
　奴隷のタイミングでよい。


　主』


ご主人さまのメールを読んで
安心した。


自分の考えが間違えではなかったこと。


過ちに気づき、反省していれば
許していただけること。


素直に……、
ご主人さまを思って行動すれば、
それは、きちんと届くのだと…思った。