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~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~
 『電車が来る前なのか、
 人通りが少し途切れていました。
 今のうち……と、書店へ急ぎました。


 書店に着いて、
 女性用の雑誌コーナーを見つけました。


 よりによって……。


 ご主人さまが指定されているエッチな雑誌は、
 千帆が、背を伸ばして届く位置にありました。


 千帆は、背伸びをして雑誌を取りました。
 人が多かったのですが、
 周りの人は、本に夢中のようでした。


 2~3冊 、手にとってから書店を出ました。


 千帆は、そろそろ緊張で疲れてきました。


 そして、千帆のおまんこからは
 おまんこ汁が垂れてきていました。


 > ホテルのフロントで
 膝を曲げないように
 靴の汚れを拭くようにしなさい。


 フロントには、男性が二人。
 しかも、お一人は
 いつも対応してくださる方でした。
 (帰省の際に泊まるホテルがいつもここなので。)


 千帆は、鍵をお願いし、用意していただく間に、
 膝を曲げないようにして、靴を触りました。


 千帆は、


 「お部屋にグラスはありますか?」


 と、聞きました。


 早く立ち去りたかったのですが、
 ワインを飲むグラスが欲しかったためです。
 お部屋に置いてある場所を教えていただきました。


 部屋に戻るエレベーターでも誰にも会いませんでした。』


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