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~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~
ランチを早々にすませ、
ご主人さまへ返信した。


 『> ボタン付きショーツの命令、
 なんとかクリアしたようだな。
 報告をじっくり読ませてもらった。


 ご主人さま、いじわる……ですね。


 > 千帆は冷え症なのか?
 冷房で身体冷えるので、
 夏でもパンストをはくのか?


 お仕事の時は、パンスト着用です。
 プライベートは、
 はいたりはかなかったりです。


 > クリトリスで感じながら、
 上気した赤い顔をして、
 脚をもじもじさせながら、
 我慢していたのだな。


 > 無事に、買い物をすませて
 自宅まで帰れたようだな。


 ……はい、なんとか帰れました。


 > 帰宅し、誰もいないので、
 ここぞとばかりに、
 すぐにオナニーをするところは、
 さすが、淫乱な千帆だな。


 ……どうしても我慢できなくて。
 もちろん、誰かいれば我慢しました。


 > 千帆は、
 オナニーで潮も吹くのか?


 本当に、たまに…です。
 昨日は、いっぱい溢れてきて
 ビックリしてしまいました。


 > 千帆の激情は
 しっかりと受け止めたよ。


 ……改めてご主人さまに言われると、
 恥ずかしいですし、また感じてしまいます。


 > 以前、千帆が私に逢いたいと言っていたね。
 私も逢いたいですよ。
 もしかしたら、
 私の方が、そちらへ行く機会があるかもしれない。


 わが家は、一人での旅行可なので。
 私がご主人さまのところへ
 行けるといいなぁ~。
 と、思っております。


 ご主人さまがこちらに来る機会……
 お仕事でしょうか。』


わたしは、ご主人さまに
こうしてメールをしている瞬間、
なにもかも忘れられた。


わたしではなく……、
千帆でいることができた。


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