この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~

外回りの時の待ち時間を利用して、
早速、ご主人さまに返信を書いた。
『返信、ありがとうございました。
> 調教し、躾けていくと、
まるで奴隷として生まれてきたように、
思考、行動……が
奴隷の意識となっていたと思う。
そうなんです。
千帆が悩んでいるというか……
自分で納得していないところなのです。
ご主人さまが名前をくださり、
表の世界の私と分離してくださった……ものの。
本来の性格からすると、
自分が無理だとあれほど言っていたことをこうもすんなり……。
嘘つき……とまではいいませんが。
千帆の従順さを理解しつつも、
同一人物ゆえに納得しづらい……のだと思います。
深く突き詰めるともやもや……するので、
見て見ぬふりをしますが、
解決していないので、時々もやもしてしまいます。』
早速、ご主人さまに返信を書いた。
『返信、ありがとうございました。
> 調教し、躾けていくと、
まるで奴隷として生まれてきたように、
思考、行動……が
奴隷の意識となっていたと思う。
そうなんです。
千帆が悩んでいるというか……
自分で納得していないところなのです。
ご主人さまが名前をくださり、
表の世界の私と分離してくださった……ものの。
本来の性格からすると、
自分が無理だとあれほど言っていたことをこうもすんなり……。
嘘つき……とまではいいませんが。
千帆の従順さを理解しつつも、
同一人物ゆえに納得しづらい……のだと思います。
深く突き詰めるともやもや……するので、
見て見ぬふりをしますが、
解決していないので、時々もやもしてしまいます。』

