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~ 愛しい人へ ~
第5章 ~ 千帆を想う ~
 『ご主人さまは、前の奴隷さんのことを

 > 自分を理解し、
 自分が認めた絶対的な誰か(主)に、
 自分の全てを
 支配されたい。
 支配の中で安心したい。
 と、思ったのだろう。


 自分の性癖を晒したい。


 そして、晒したことによって


 「こんなに本心から安心して、
 興奮し、感じることができたんだ。」


 と、自分から進んで
 支配と服従の世界を
 追究していったように思う。


 と、書いておられました。


 千帆は、
 このあたりがなんとなく自分は違うのではないかな?
 と、思っております。


 千帆は、
 単純なので「ご主人さまの持ちもの」の自覚はありますが、
 支配されている意識がまだまだなのだと思います。


 結論。
 私は、好きな人の望みはたいてい受け入れられる。
 ただし、千帆にとって、ご主人さまは特別な存在。


 千帆の恋愛感情の中に、
 多分、主従関係(服従)に近いものが存在しています。


 なので


 「好きだから。」


 で、ある程度のことが受け入れられる
 キャパシティがあるのだと思います。


 ご主人さま。
 ご主人さまにとっては、
 千帆の恋愛……好き……という気持ちは、
 迷惑だとわかっています。


 ご主人さまの「主従関係の美学」のようなものと
 相反すると思いますので……。


 前回と今回のメールは、忘れていただきたいです。
 でも、それは
 奴隷の千帆が決めてはいけないことだと思います。


 ご主人さまにおまかせいたします。


 あと…………。
 今回、かなり書きたくないことを書いています。


 ご主人さま、大変申し訳ないのですが、
 千帆は表の世界の時間を増やさせていただきたいです……。


 性格上、ご主人さまのご命令は行いますが、
 お返事にはお時間をいただいてしまうと思います。
 申し訳ありません。』


ご主人様が求めておられない……恋愛感情。
でも、千帆は、ご主人さまにその気持ちを
持ってしまった……。


ご主人さまは、どう思われるだろう……。


そう思うと、ツラかった。


心がズキズキと痛み続けた。


表の時間を増やして、
ご主人さまへの想いを……、
落ち着かせたかった。


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