パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 ～　千帆を想う　～

ご主人さまから、返信をいただいた。


わたしは緊張していた。


なんて書かれてあるのだろう……。


　『>自分が信じた人で好きだから……
　受け入れられてしまうんです。


　>千帆は、
　単純なので「ご主人さまの持ちもの」の自覚はありますが、
　支配されている意識がまだまだなのだと思います。


　千帆は、どうすれば主に喜んでもらえる奴隷になれるか……。
　そういうことにも悩んでいるような感じがする。


　主従関係において、
　真剣にご主人様に尽くそう。
　ご奉仕しようとしている大勢の奴隷達が
　千帆と同じように考え、悩み、模索しているようだ。


　私が、１つだけ、千帆に言えることは、
　千帆は、主（私）の喜びを、千帆の喜びに感じることのでき、
　また、主（私）の満足を、千帆の満足に感じることのできる
　とても素敵な奴隷であるということだ。


　私の思い描いている奴隷とは、
　そういう奴隷かもしれない。


　>ご主人さま、大変申し訳ないのですが、
　千帆は表の世界の時間を増やさせていただきたいです……。


　よろしい。
　そうしよう。


　千帆との時間が楽しく、
　私もつい夢中になすぎた。
　配慮が足りなかった。


　主』


私が、１つだけ、千帆に言えることは、
千帆は、主（私）の喜びを、千帆の喜びに感じることのでき、
また、主（私）の満足を、千帆の満足に感じることのできる
とても素敵な奴隷であるということだ。


……涙がこぼれそうになった。


ご主人さまが、こんなふうに思ってくれているだなんて。


ご主人さまの奴隷でよかったと……
心から思えた。