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~ 愛しい人へ ~
第2章 ~ 彼を想う ~
いちごみるくの缶を捨てに行く時、
自動販売機の前を通った。


あ、コレ、ここで買ったんだ……。


コーヒーや炭酸飲料…お茶も並んであった。


どうして、いちごみるくだったんだろう?


くすっ。


彼が、いちごみるくを買っているところを
想像して、ちょっと笑えた。


いちごみるく……ってイメージじゃないのに。


……、あとになってわかったけれど。


それは、彼の心遣い。


コーヒーが苦手な人もいるからだろう…って。
量も多くないもので……。


と、思ったら、いちごみるくになったらしい。


そういうところ、彼らしい。


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