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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~

樹ちゃんが、わたしの住む街の
ターミナル駅に着いた頃、
わたしも、樹ちゃんが到着する
駅に着いた。
スマホが震える。
「もしもし。」
わたしは、スマホに耳を当てる。
「今、どこ?」
樹ちゃんの声が聞こえる。
「え、着いてますよ。
売店とか見当たりませんか?」
「え?あ、あった。」
わたしは、樹ちゃんを見つけた。
「見つけました。うしろです。」
スマホを耳に当てたまま
振り返った樹ちゃんと
目があった。
胸がドキドキする。
いつだって、樹ちゃんを見ると
好きになり始めた頃と同じように
ドキドキする。
「どこ、行く?」
「行きたいお店があります。
いろんなビールがあるんですが?」
「そこでいいよ。」
降りた駅より、先の駅に
お店がある。
樹ちゃんとわたしは、
下っていくエスカレーターに乗り、
ホームへ向かった。
樹ちゃんと、初めて
わたしの住む街で会った。
「しかし、遠いよ。」
「でも、近くなったと思いますよ。
新しく乗り入れしてますし。」
樹ちゃんとわたしは、つり革につかまりながら
話をしていた。
2つ駅を通り越して、
降りる。
この駅は、降りる人が多いから、
樹ちゃんと離れそうになったけれど、
そっと肩を抱いてくれた。
うれしいけれど……、
知り合いにバッタリ会ったらどうしよう…
と、思うと、心臓がバクバクした。
改札を出て、お目当ての店に向かった……。
ターミナル駅に着いた頃、
わたしも、樹ちゃんが到着する
駅に着いた。
スマホが震える。
「もしもし。」
わたしは、スマホに耳を当てる。
「今、どこ?」
樹ちゃんの声が聞こえる。
「え、着いてますよ。
売店とか見当たりませんか?」
「え?あ、あった。」
わたしは、樹ちゃんを見つけた。
「見つけました。うしろです。」
スマホを耳に当てたまま
振り返った樹ちゃんと
目があった。
胸がドキドキする。
いつだって、樹ちゃんを見ると
好きになり始めた頃と同じように
ドキドキする。
「どこ、行く?」
「行きたいお店があります。
いろんなビールがあるんですが?」
「そこでいいよ。」
降りた駅より、先の駅に
お店がある。
樹ちゃんとわたしは、
下っていくエスカレーターに乗り、
ホームへ向かった。
樹ちゃんと、初めて
わたしの住む街で会った。
「しかし、遠いよ。」
「でも、近くなったと思いますよ。
新しく乗り入れしてますし。」
樹ちゃんとわたしは、つり革につかまりながら
話をしていた。
2つ駅を通り越して、
降りる。
この駅は、降りる人が多いから、
樹ちゃんと離れそうになったけれど、
そっと肩を抱いてくれた。
うれしいけれど……、
知り合いにバッタリ会ったらどうしよう…
と、思うと、心臓がバクバクした。
改札を出て、お目当ての店に向かった……。

