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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~

食事をしながら、
追加のビールを頼んだ。
「よかったですね、
こっちに戻ってこれて。
結局、単身赴任は1年でしたね。」
「ホントはさ、向こうで
支社長にするつもりだったみたい、
会社は。」
……樹ちゃん、仕事できるからね。
「お仕事できるから……。
もったいないですけど、
奥さんと離ればなれも……ね。」
わたしは、そう言って笑った。
「まあな。」
樹ちゃんは、つぶやいた。
「七瀬さ、もしよかったら、
うちに、仕事しにこないか?」
「え?ホントですか!」
「おまえ、仕事できるのわかってるし。
俺が、面接して決めるから。
来いよ。」
わたしは。
もう一度だけ、
樹ちゃんと仕事ができたらと……。
ずっと、ずっと……思っていた。
「色恋、関係なしで。
七瀬、仕事できるからさ。」
泣きそうになった……。
樹ちゃんは、やっぱり、
わたしを認めてくれている…………。
「たまに、早く出勤してさ。
抱き締めるから。」
樹ちゃん……らしい。
わたしは、あることを思い出した。
「忘れてました!これっ!」
わたしは、慌てて、
樹ちゃんに紙袋を渡した。
樹ちゃんは、受け取りながらも
どうも理解していなかったようだ。
「樹ちゃん、
お誕生日のプレゼントです。」
「え?あ~、ありがとう。」
「開けてみてくださいよ。」
わたしは、樹ちゃんにそう言った。
樹ちゃんは、丁寧にリボンをはずした。
「これ。なに?」
「ロールタイプのペンケースです。
以前プレゼントしたブックカバーと
同じところなんですよ。」
樹ちゃんは、
まじまじとペンケースを見入っていた。
「これ、いいわ、マジで。」
樹ちゃんは、それから
何度もお礼を言った。
ただ、
樹ちゃんの笑顔を見たいだけ。
あなたの
喜ぶ顔がみたいだけなの。
追加のビールを頼んだ。
「よかったですね、
こっちに戻ってこれて。
結局、単身赴任は1年でしたね。」
「ホントはさ、向こうで
支社長にするつもりだったみたい、
会社は。」
……樹ちゃん、仕事できるからね。
「お仕事できるから……。
もったいないですけど、
奥さんと離ればなれも……ね。」
わたしは、そう言って笑った。
「まあな。」
樹ちゃんは、つぶやいた。
「七瀬さ、もしよかったら、
うちに、仕事しにこないか?」
「え?ホントですか!」
「おまえ、仕事できるのわかってるし。
俺が、面接して決めるから。
来いよ。」
わたしは。
もう一度だけ、
樹ちゃんと仕事ができたらと……。
ずっと、ずっと……思っていた。
「色恋、関係なしで。
七瀬、仕事できるからさ。」
泣きそうになった……。
樹ちゃんは、やっぱり、
わたしを認めてくれている…………。
「たまに、早く出勤してさ。
抱き締めるから。」
樹ちゃん……らしい。
わたしは、あることを思い出した。
「忘れてました!これっ!」
わたしは、慌てて、
樹ちゃんに紙袋を渡した。
樹ちゃんは、受け取りながらも
どうも理解していなかったようだ。
「樹ちゃん、
お誕生日のプレゼントです。」
「え?あ~、ありがとう。」
「開けてみてくださいよ。」
わたしは、樹ちゃんにそう言った。
樹ちゃんは、丁寧にリボンをはずした。
「これ。なに?」
「ロールタイプのペンケースです。
以前プレゼントしたブックカバーと
同じところなんですよ。」
樹ちゃんは、
まじまじとペンケースを見入っていた。
「これ、いいわ、マジで。」
樹ちゃんは、それから
何度もお礼を言った。
ただ、
樹ちゃんの笑顔を見たいだけ。
あなたの
喜ぶ顔がみたいだけなの。

