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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
子どもは、後からやってきた夫と一緒に夫の実家へ行った。


わたしは、ホテルへ向かった。


祖母のことで忙しくしている母は、


実家で寝泊まりする私をかまう余裕はないだろう。


実家で気を遣うくらいなら、


ホテルで宿泊するほうが


気楽でいい……。


わたしは、ホテルの向かいにあるコンビニで


缶ビールとサラダ、翌日の朝ごはんを購入し、


チェックインした。


すぐさま、シャワーを浴び、パジャマに着替えた。


プシュッ、


ビールのプルトップをあげた。


ごくごくとビールを流し込む。


……疲れた。


真剣に人と向き合うのは、なんてしんどいことなんだろう。


絶対に助かることのない祖母に向き合うのは……、


本当にツラかった。


結婚し、実家に帰ることが少なくなって、


それと同時に祖父母とも疎遠になっていた。


そして、夫の転勤でさらに会わなくなってしまった。


祖母が亡くなるなんて……思ってもみなかった。


根拠のない思い……。


今日、ベッドに横たわる祖母を目にし、


現実と……なった。


なるべく……会いたいと


強く思った。


それは、きっと、祖母が


わたしを認めてくれる数少ない人の


ひとりだから……。


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