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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
返信は……こないと思っていたのに……、


30分後に、彼からのメールが届いた。


わたしは、仕事へ行く準備をしつつ、
メールを読んだ。


『おはようございます。


 次第に喘息の症状は治まってきました。

 
 おそらく、秋には寛解してる頃かな。


 結節が確認されたんだと思いますが、


 良性であることを心よりお祈りします。


 一時的な感情によるものだとは思いましたが、


 さようならメールをそのまま受け入れました。


 怒りの感情はもうないです。


 ただ、後戻りは決してしないと今回は決めました。


 だから、辛い状況下だと解りましたが、答えは変えません。


 今までの素晴らしい時間をありがとうございました。』


他人行儀な文章……。


そして、彼の決意……。


ああ、もう……。


わたしは……、どうすることもできないことを悟った。


ともだちにも……なれない。


そんな気がした。


だったら、


思っていることを伝えたい……。


それが、どんなにわがままで


自分勝手でも……。


後悔したくないと……。


ただそれだけを思った。


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