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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
わたしは、粉々に砕けたこころで、


精いっぱいのメールを書いた。


『仕事で忙しい中、返信本当にありがとうございます。


 喘息の症状、治まりつつあるようでよかったです。


 >一時的な感情によるものだとは思いましたが、
 さようならメールをそのまま受け入れました。


 おっしゃる通りです。
 一時的な感情です。
 深く後悔しています。


 >怒りの感情はもうないです。
 >ただ、後戻りは決してしないと今回は決めました。

 
 小野木さんの決心が固いこと、文面からよくわかりました。


 またやきもちやいてると思われると思いますが、
 好きな人がいるのでしょうか?
 そうでないから、後戻りしないと決めた理由を教えていただけませんか。


 私が誕生日にこだわった理由は、
 今年の誕生日は土曜日で
 これが誕生日に会える最後になる…と思ったからです。


 だから、どうしても一緒にごはん食べたりして過ごしたかったです。


 体調が悪い小野木さんのこともわかっていました。


 でも、自分の気持ちが先走ってしまいました。
 すぐに伝えればよかったです。


 転勤の可能性が高く、残された時間にあせっていること。
 一緒に過ごす時間を大切にしたかったこと。


 やきもちをやいてしまうのは、小野木さんがモテるからです。
 女性にはとにかく優しくて、不安になります。
 自分の存在が不安定だからこそ、不安でしかたなかったんです。』


わたしは、最後のメールになるかもしれないと思い、


文章を続けた……。


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