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片想いの行方
第12章 違和感
「優香、お前には関係ないから。
もうここで終わりにして」


あたしがビクッとしてしまうような、怖い声。


「ごめん、美和。 行こう」

「う、うん……」


ヒメはあたしの背中に手を回して、再び歩き出そうとした。

……その後ろから……




「……蓮」




……別人のような、低い声で

優香さんがヒメを呼んだ。

その声で、私達は同時に足を止める。


「どこに行くの?
私が、あなたを呼んでるのよ。
ねぇ、蓮……分かるよね……?」


………!

……名前……!!


心臓からドクンと不穏な音がして、体中に響く。

恐る恐る振り返ると

優香さんは笑顔だけど、その目は全く笑っていなかった。

な、なに………?

訳が分からないよ……


「……美和」


ハッとして振り返ると、ヒメがあたしを見つめていた。


「…………っ」


あたしはその顔を見て、言葉を失う。


「……ごめん」


ヒメは、今まで見たことのない

悲しくて、切ない表情をしていた。
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