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片想いの行方
第13章 好きでいても、いいですか?
「え~!そうなの~~!?」
「蓮先生やるぅ!」
「蓮先生、カノジョに教えるのぉ?」
周りのみんなが一斉に騒ぎ出し、口ぐちに声をあげた。
まだ小さい瞳をキラキラと輝かせて、あたしを見上げている。
ど、どどどうしよう……///
いきなりすごい注目されてしまった!
「ほら、みんな落ち着いて」
蓮くんが両手を上げて笑う。
「香月もみんなと一緒で、この夏に泳げるようになりたくて、今日ここに来たんだよ。
絶対に泳げるようになるから、全員全力を出せよ?」
はーい!という元気な声が飛ぶ。
ほっ……助かった…
最初からドキドキしっぱなしだよ……///
挨拶を終えて、みんなで準備運動をした後
まずはあたしがどれだけ泳げるかを見るために、プールの中へと入るように言われた。
……久しぶりの水の中。
少し足が震えだした。
学校の体育の授業は、夏の間はプールと他の科目が選べるようになっている。
蓮くんの姿を見れないのは残念だけど、カナヅチのあたしは迷わずプールを避けた。
だから、こうやって入るのは本当に久しぶり。
それにしても……
こんなに怖かったっけ……?
「いいよ、香月。
そのまま上がってこっちに来て」
プールの中に入ったまま、1mも動けないあたしを見て、蓮くんがプールサイドから声をかけてきた。
自分でも驚くくらい、私の体は動かない。
蓮くん……呆れたよね……
「蓮先生やるぅ!」
「蓮先生、カノジョに教えるのぉ?」
周りのみんなが一斉に騒ぎ出し、口ぐちに声をあげた。
まだ小さい瞳をキラキラと輝かせて、あたしを見上げている。
ど、どどどうしよう……///
いきなりすごい注目されてしまった!
「ほら、みんな落ち着いて」
蓮くんが両手を上げて笑う。
「香月もみんなと一緒で、この夏に泳げるようになりたくて、今日ここに来たんだよ。
絶対に泳げるようになるから、全員全力を出せよ?」
はーい!という元気な声が飛ぶ。
ほっ……助かった…
最初からドキドキしっぱなしだよ……///
挨拶を終えて、みんなで準備運動をした後
まずはあたしがどれだけ泳げるかを見るために、プールの中へと入るように言われた。
……久しぶりの水の中。
少し足が震えだした。
学校の体育の授業は、夏の間はプールと他の科目が選べるようになっている。
蓮くんの姿を見れないのは残念だけど、カナヅチのあたしは迷わずプールを避けた。
だから、こうやって入るのは本当に久しぶり。
それにしても……
こんなに怖かったっけ……?
「いいよ、香月。
そのまま上がってこっちに来て」
プールの中に入ったまま、1mも動けないあたしを見て、蓮くんがプールサイドから声をかけてきた。
自分でも驚くくらい、私の体は動かない。
蓮くん……呆れたよね……