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第21章 夕暮れの帰り道

「…で、でも、あの……」

「大丈夫だよ。
２人乗りしても、裏道行くから交番通らないし。
心配するなって」

「……！ そ、そうじゃなくて……」


蓮くんと２人乗りだなんて……！///

想像しただけで倒れちゃいそう！

途中で背中に鼻血吹きつけちゃうかも……


「まさか、体重気にしてるとか？」


あたしが何も話さずにオロオロしていると、蓮くんはふっと笑った。


「全然問題ねーから。
俺が毎日どれだけ鍛えてると思ってるの」

「……れ、蓮くん……///」

「新藤さんからも託されたわけだし。
俺も心配だから、駅までくらい送らせてよ」


蓮くんは、笑顔であたしの手を引っ張った。


「乗って」