この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第46章 朝の7時と、夜の9時

マンションのエントランスに着いて、俯きながら自動ドアを抜けた。

冷たい空気が再び体を包みこむ。

足早に駅までの道を進もうとした………その時だった。




「おい。 無視してんじゃねーよ」


「……………!!」


……え………?

突然後ろから聞こえた低い声。

私は驚いて振り返った。



その先には………



「……………っ」

「クソ寒い中、この俺を待たせやがって。
あと5分遅かったら帰ってたからな」



……エントランスの横の、花壇に腰をかけていたヒメは


立ち上がると、ゆっくりと近付いて


私の前に立った。



「……なんてな。 冗談だよ」


「…………!」


「お前が出てくるまで、ずっと待ってるつもりだった。

……俺は、時間なんて気にしねぇ」


「…………っ」


「美和が来てくれるまで、いつまででも待っててやるよ」
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ