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片想いの行方
第1章 2人の蓮
だけど
ほどなくして、彼はまたすぐに私から目を逸らした。
………?
な、なんなのよ……
微妙な空気が流れると、沈黙の後に彼が口を開く。
「こんなとこからストーカーみたいに見てるだけじゃなくて、話しかければいいじゃん」
「……えっ?」
次の瞬間
彼は勢いよく窓ガラスを開けた。
そして大きく身を乗り出す。
「ちょ、ちょっと何して……」
「 蓮!!お前のファンがここから覗き見してるぜ!!」
~~~~~!!!
き、きゃぁぁぁーーーー!!!
ばかばかー!!
いきなり何言い出してんのよーー!!
図書室にいる人の視線が一斉に集まる。
プールの方は……恥ずかしくて見れない!
「あれ? おかしーなー誰もこっち見ねーわ。
もう1回呼ぶか」
「…………!」
「つーかどれが蓮だか……」
「やっ…! ちょっともうやめてよ!」
あたしは姫宮蓮の腕を必死に掴んで、窓辺から引き離そうと思いっきり引っ張った。
だけど
「……あっ…!」
勢い余って、彼の体があたしに覆いかぶさる。
ほどなくして、彼はまたすぐに私から目を逸らした。
………?
な、なんなのよ……
微妙な空気が流れると、沈黙の後に彼が口を開く。
「こんなとこからストーカーみたいに見てるだけじゃなくて、話しかければいいじゃん」
「……えっ?」
次の瞬間
彼は勢いよく窓ガラスを開けた。
そして大きく身を乗り出す。
「ちょ、ちょっと何して……」
「 蓮!!お前のファンがここから覗き見してるぜ!!」
~~~~~!!!
き、きゃぁぁぁーーーー!!!
ばかばかー!!
いきなり何言い出してんのよーー!!
図書室にいる人の視線が一斉に集まる。
プールの方は……恥ずかしくて見れない!
「あれ? おかしーなー誰もこっち見ねーわ。
もう1回呼ぶか」
「…………!」
「つーかどれが蓮だか……」
「やっ…! ちょっともうやめてよ!」
あたしは姫宮蓮の腕を必死に掴んで、窓辺から引き離そうと思いっきり引っ張った。
だけど
「……あっ…!」
勢い余って、彼の体があたしに覆いかぶさる。