この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第1章 2人の蓮
だけど

ほどなくして、彼はまたすぐに私から目を逸らした。

………?

な、なんなのよ……

微妙な空気が流れると、沈黙の後に彼が口を開く。


「こんなとこからストーカーみたいに見てるだけじゃなくて、話しかければいいじゃん」

「……えっ?」


次の瞬間

彼は勢いよく窓ガラスを開けた。

そして大きく身を乗り出す。


「ちょ、ちょっと何して……」

「 蓮!!お前のファンがここから覗き見してるぜ!!」


~~~~~!!!

き、きゃぁぁぁーーーー!!!

ばかばかー!!

いきなり何言い出してんのよーー!!


図書室にいる人の視線が一斉に集まる。

プールの方は……恥ずかしくて見れない!


「あれ? おかしーなー誰もこっち見ねーわ。
もう1回呼ぶか」

「…………!」

「つーかどれが蓮だか……」

「やっ…! ちょっともうやめてよ!」


あたしは姫宮蓮の腕を必死に掴んで、窓辺から引き離そうと思いっきり引っ張った。

だけど


「……あっ…!」


勢い余って、彼の体があたしに覆いかぶさる。
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ