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異常性愛
第29章 相克
『綺麗な女性ですね。』
『ヤりたいと思ったろ。
スカート捲くってさ、
後ろからズドンッってね。
思わないヤツはいないよ。
そんなやつがいたら、
そいつは男じゃない。ほほほ。
ここだけの話、
よく締まるいい女だよ。ほほっ。
次のパーティの主役になるだろうさ。
だが私はあの秘書に惚れちゃいない。
もちろん惚れさせてもない。
彼女との間に愛は無い。
だから私はフニャチンでも
誰とでもいつでもヤれるんだよ。
相手を傷つけずにね。
キミの女遊びは
女を本気にさせて傷つけるのさ。
相当のエスだね。ほほほ。』
愛など感じなければ恋愛は幾らでも切り捨てられる。
亭主の言う通り、相手が私を愛しているかどうかなど気にもかけず、私は女性と交際してきた。
そして自分が本気になる前に相手を置き去りに逃げてきた。
だが、それは過去の話だ。
それに私の真美への想いは、遊びでは無い。