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異常性愛
第30章 潤む瞳
午前中を自社施工部門の部長との打合せに取られ、真美の新居のプランニングは昼食以降となった。
とにかく、早くチアキに全権を預けられる状態に持っていきたい。
チアキは人当たりがよく、気が利く女性だ。
そのチアキと真美が人間関係を持つことで、真美の中の私を少しでも希薄なものしてやりたかった。
我社では受注額に合わせ、インセンティブなる手当てが支給されるが、受取ってくれるならそれをチアキに回してやりたいという気持ちもあった。
前向きな努力で得られた結果には報酬があって然るべきで、それは必ずチアキの向上心に繋がる。