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第6章 慕情　―affection―

『ええ、まったくその通りでございます。現地の技術者が・・』

性器にゆっくり触れた。
すでに愛液にまみれた小陰唇の感触をじっくり愉しむ。

『手触りが・・
　とっても良さそうね。』

『ええ、最高のお品ですから。特に裾まわりのヒダは手が込んでいまして・・。
　このあたりはご主人様もお気に召されるかと。』

膣に指を入れ、中指でクリトリスを弄（いじ）くった。
涼子は表情を崩さずカタログに視線を落としている。
亭主は見本帳の背表紙をテーブルの端で支え、背もたれに身体を預けた。
どこに興味を持ったのか目を凝らしてじっくり見ている。

私は足元の鞄から、そっとディルドを取り出した。