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異常性愛
第6章 慕情 ―affection―
『もうこれにしちゃえよ・・・
ふぁあぁぁ~・・。』
夜勤明けで疲れているのか、亭主はいきなり背もたれに体を預け、大きな欠伸(あくび)をした。
咄嗟に私は足を退き、涼子は股を閉じた。
『ぅ・・もう、あなた。
・・・お客様いらっしゃるのに。』
わざとらしく亭主を諌める涼子。次の展開を作る一言だった。
『そんな、奥様。ご主人様お疲れなんですよ。
お休み前にこちらこそ申し訳ございません。
今日はそろそろおいとましましょうか・・・。』
しらじらしく、この場から亭主の退去を促していく。
『いやいやぁ申し訳ない。
勤務明けでねぇ・・・ちょっと横になるよ。
ふぁあぁぁ~・・・あと任せていいかな?』