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異常性愛
第6章 慕情 ―affection―
一服盛られているとはいえ、すぐそばに亭主がいる。
目を覚まされたら厄介だ。
そうなれば、ぶん殴って気絶させるしかない。
妙な気構えでセックスから気が逸れてしまい、それを察した涼子は腰の動きを止めた。
『心配?あのひと。』
涼子は寝ている亭主の傍に立ち、頬を思い切り引っ叩いた。
パシンッと甲高い音が響く。
私は身がすくんだが、それでも亭主は目を覚まさなかった。
『こうよ。いっつも・・。
なんなら・・・。』
涼子は亭主のイチモツを握り、マッサージを始めた。
睡眠導入材で眠らされているはずなのに、亭主のイチモツは硬直している。
不思議な現象だったが、亭主はしっかりした寝息をたてていた。