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異常性愛
第1章 私と妻、晶子
----(いつもこんなフェラしてたのか?)
その言葉をかみ殺し、大きく息を吐いた。
晶子が付合ってきた男と、強烈なフェラチオがどうしても切り離せなかった。
私以外にそれを施された男が存在する・・・。
戸惑い、疑念、嫉妬、軽蔑、さまざまな感情が混在し冷静に整理できなかった。
ただ明確なのは、これまでにない興奮と快感を感受したことだ。
私の女性経験の中でもあれほどのディープスロートは初めてだった。
事実を整理する過程で、私は自分の性的倒錯に気付いた。
嫉妬を起因とする興奮で、サディスティックな性行為におよんだ結果、私は大きな快感を得た。
嫉妬と加虐性が一対となった情動行為。
それが私の性的嗜好だった。
そして私を嫉妬させ、オーラルセックスに長け、加虐性を受け入れた上、申し分のないプロポーションと美貌に恵まれた女。
全ての条件が揃ったパートナーは晶子をおいて他になかった。
後はベールに包まれた晶子の過去を、私が受け入れるかどうかだけだ。