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異常性愛
第7章 招待
《悪い話ではないと思うがね。》
----(こいつ焦らしてやがる。それはアンタも同じだろうが。)
少し苛立った。
涼子はそれを察知したのか、ミラー越しの私に不安げな視線を注いだ。
私は涼子に微笑み、誤魔化した。
クルマは公園に着いた。
『すみません、一度切ります。
すぐかけ直します。』
《ああ、かまわんよ。
つまらん詮索はしなくていい。電話待ってるよ。》
亭主は電話を切った。
『忙しそうね。・・・今日は時間取らせてごめんなさい。』
『いや、こちらこそ
・・・ありがとう。』
亭主からの電話を涼子に打ち明けるべきか迷った。